愛犬と母

f:id:toricolore:20180705095846j:plain実家の愛犬が弱ってから、長男に続き、私も一人で見舞いに行ってきた。
電車と高速バスを乗り継いで、長男と同じコースで、同じ本を持って行ったのに、長男は、一冊読破…私は、半分しか読めなかった。
身長ももうすぐ追い抜かれるし、速読も…、息子の成長をうれしく思わなくてはと思いつつも、自分の至らなさを見せつけられているようで、最近、複雑な気持ち。
そんな中、実家に行ってきたのだが…
そもそも、私は、実母と馬が合わない。
実母は短気ですぐ切れ、言葉で人を傷つける。
三ヶ月前、帰省した時も、私が子供に読書をさせるために環境を整えていると言うと、「またその話!うちが本を読める環境じゃなかったとでも言いたいの?あんたが勉強出来なかったのは、環境のせいじゃない!私はこんなにしてやったのに、本も読まないし、勉強もしない、東京にも行かせてやったのに、本当は行きたくなかったとか、死んだお父さんは、死ぬまでそのことを悔やみながら亡くなった!大成しなかったのは、自分が才能がなかっただけだろうが!何でも人のせいにするな!」と怒鳴って、物を投げてきた。それ以来、2度と実家に帰らないと思っていたが、ここ最近、ラインに、愛犬の弱っている様子と、先が長くない…いつ亡くなるかわからない…と打ってくるので、愛犬に一目会っておこうと思い、一度だけという気持ちで会いに行ってきた。
愛犬は、尿毒症の毒が脳に回りはじめていて、私が行ったら、うーっと唸って、噛み付こうとしたが、しばらく話しかけていると思い出したようで、私に気を許してきた。
自宅で作って持参した塩鶏を少しちぎると、食べてくれた。
母曰く、好物のローストビーフやアイスクリームも食べないと言っていたのに、塩鶏は食べた。
痩せていたが、まだ声は出ていたし、動くことも出来ていた。
疲れやすく、横になる時間も長くなっていたが、会えてよかった。