天使のメッセージ

今朝、ピヨピヨという、とても愛らしく綺麗な鳥の鳴き声で目が覚めた。
ふと、ベランダを見たら、野鳥が一羽。

思えば最近、そのようなことが一月以内に二度ほどあった。

「ここにいるよ。あなたが今日も幸せでありますように。」
まるでそう告げているかのような、鳥の声。

「最近、通学路や駐車場で羽をよく見かける。」と長女からもよく聞くようになった。

何らかのスピリチュアルメッセージなのだろうかと考えた。
 
思い当たるのは、実家の愛犬アンジーのこと。
16歳になる愛犬は、心臓病を患っていたが、最近、腹部の腫瘍を繰り返し、手術を2度行ったが、術後の経過が悪く、腎臓や肝臓を患い、食べなくなってから、二週間ほど経っている。
一昨日、我が家を代表して、長男が愛犬の見舞いに実家に出向いた。

中学一年生の長男は、自分から、見舞いに行くと言ってくれた。愛犬の死というものに向き合うことで、命の尊さを感じるには良い時期だと思い、一人で電車とバスを乗り継がせて行かせた。
長男を見ると、いつも駆け寄って元気に吠えていたアンジーだったが、顎の筋肉が弱って、吠えることも出来ず、動くことも出来なくなっていたとのこと。
悲しいが、これも現実。
それ以来、食欲が落ちている長男。
朝練前に食べるときついからと、朝食をあまり食べなくなった。
多感な時期だけに、対応の仕方に気を遣う。

鳥の声に話は戻るが、声の出なくなった愛犬と、美しい野鳥のさえずりが、どうしてもリンクしてしまう。
愛犬が、鳥になって窓辺にさえずりに来てくれたんではないか…鳥になって羽ばたいて、羽をプレゼントしていってくれたのではないかと考えずにはいられない。
子供が好きで、人が好きで、よく懐いてくれた愛犬…動けなくなっても、鳴けなくなっても、形を変えて守ってくれている気がしてならない。

その愛犬の名前は

ANGE〜仏語で天使〜

なのだから。。